お役立ちコラム

2023.09.01

【例文付き】介護職の志望動機を書く5つのコツ。NGの言葉も解説

【例文付き】介護職の志望動機を書く5つのコツ。NGの言葉も解説

介護業界での就職・転職・再就職を目指す人が、必ず通る道といえば履歴書の提出です。なかでも「志望動機」は採用担当者に重視されるので、好印象を残す内容にしたいですよね。

この記事では、介護・福祉のお仕事探しをサポートしている「未来ケアワーカー」のノウハウをもとに、介護職の志望動機を書くときのポイントをご紹介します。

介護職の志望動機の書き方ポイント5つ

採用担当者が履歴書でチェックするポイントは、応募者の「スキル」と「性格」です。あなたがその施設で貢献できることや人柄を知ったうえで、マッチする人材なのか判断しています。

次の5つのポイントに気を付けた履歴書は、好印象につながります。

  • ポジティブな内容にする
  • なぜその施設に応募したのか理由を書く
  • これまでの経験と実績を示す
  • 自分の強みをアピールする
  • 人間性を感じられる

ポイント1:ポジティブな内容にする

志望動機はポジティブな内容にしましょう。実際はネガティブな理由だとしても、ポジティブに変換することは可能です。たとえば「遠方への通勤は辛いので近場で働きたい」という理由は「地元で腰を据えて働きたい」と言い換えられます。工夫次第で印象は格段にアップします。

ポイント2:なぜその施設に応募したのか理由を書く

その施設に応募した具体的な理由が必要です。「こんな仕事をしたいから」と価値観を明確化し、だからこそこの施設で力を発揮できると伝えることで、採用担当者の心に響く志望動機になります。

ポイント3:これまでの経験と実績を示す

これまで積み上げた経験や実績を最大限にアピールしましょう。同業種での転職であれば、「どんな施設で何年間」「どんな仕事を経験してきたか」を書くと良いです。また、異業種からの転職であっても、コミュニケーション能力や事務処理能力など、評価されるポイントは多々あります。

ポイント4:自分の強みをアピールする

自分の強みが、応募先にどのように貢献できるのかを伝えましょう。たとえば「傾聴力がある」「忍耐力がある」「体力がある」など。具体的に強みを活かしたエピソードを伝えるとさらに効果的です。

ポイント5:人間性を感じられる

職場に合った人材なのか判断する指標は「人間性」です。「人と話すのが好き」「目標を達成するまで努力を惜しまない」など、魅力的な特徴は好印象につながります。

また、志望動機を考える際には、応募する職種や事業所について理解していることが大切です。これから仕事を探すという方は、未来ケアワーカーの求人検索で気になる求人情報の理解を深めるのがおすすめです。

介護職の志望動機で書いたらダメなNG言葉

介護職の志望動機として、履歴書に書くのはNGな言葉もあります。ありきたりな動機や自分本位な言葉は、ネガティブな印象に受け取られる可能性があるので注意しましょう。

NGワード1:「成長したい」

前向きな言葉ですが、職場は学びの場ではありません。採用担当者は即戦力としての人材を求めているので、前面的に「成長したい」「学びたい」を押し出したアピールですと、受け身で施設に貢献しない人物と捉えられてしまいます。

NGワード2:「社会の役に立ちたい」

漠然としており、具体性に欠ける志望動機です。本心からの言葉ではないように聞こえてしまいます。介護の仕事を通して「誰にどんな形で貢献したいのか」を具体的に伝えるなら良いでしょう。

NGワード3:「福利厚生に惹かれた」

たとえ本心であっても面接でアピールすべきではありません。条件が良ければどこの施設でも良いと捉えられ、仕事に対して消極的な印象となります。

【ケース別】介護職の志望動機の例文

志望動機で意識して伝えるべきポイントは3つです。

  • スキル……経験を活かして即戦力として貢献できる
  • やる気……仕事へのモチベーションが感じられる
  • 人柄……周囲と良好な関係を築ける

志望動機の文字数は200~300字程度がベターです。

ここからは、5つのケース別に志望動機の例文をご紹介します。

  • 介護業界経験者の場合
  • 別業界からの転職の場合
  • 40・50代で未経験の場合
  • 転職回数が多い場合
  • ブランクがある

ケース1:介護業界経験者

貴施設を志望した理由は、認知症介護に深く携わりたいからです。私は5年間、特別養護老人ホームで働いてきました。認知症の利用者様に対する理解を深めたいと考えたことから、認知症介護基礎研修の資格を取得しております。貴施設の理念である「その人らしさを大切にする」考え方に共感し、私もその実現に向けて貢献できればと思い応募いたしました。これまでの知識と経験を活かし、精進しながらケアを実践してまいります。

★ポイント
経験やスキルを伝えることで、即戦力として貢献できる人材であることをアピールしましょう。

ケース2:別業界からの転職

ホスピタリティを重視した方針に魅力を感じ、貴施設を志望しています。私は前職で飲食店のホール業務に従事し、お客様が感動するサービスの提供を目指して、常に改善を繰り返してきました。同様に、貴施設でも利用者様一人ひとりをよく観察し、ニーズに細やかに対応することで、満足していただけるサービスを提供したいと考えております。介護業界は未経験ですが、人一倍努力して一日でも早く戦力となれるように頑張ります。

★ポイント
前職で習得したスキルが、介護職で役立つことをアピールします。業界の専門知識がないのがネックですが、やる気と熱量を伝えることでカバーしましょう。

ケース3:40・50代で未経験

物流倉庫で10年間働いた体力を活かしたいと考えて求人に応募しました。貴施設は少人数制であることから、利用者様に寄り添うサービスができることに魅力を感じております。

その分、スタッフの責任は重くなるとは思いますが、前職で培ったコミュニケーション力で、チームワークを活かして仕事を進めてまいります。また、趣味である手芸やピアノ演奏をぜひレクリエーションで役立てたいです。戦力となれるように努めます。

★ポイント
これまでの仕事や人生経験から得たスキルをアピールしましょう。趣味や特技はレクリエーションに活かせるのでPRポイントになります。

ケース4:転職回数が多い

貴施設での訪問介護を志望する理由は、利用者様に深く寄り添えるからです。これまではたくさんの利用者様への目配りが必要でしたので、一人ひとりに向き合う丁寧なケアができることに魅力を感じています。私はこれまでに特別養護老人ホームやケアハウスなど、4施設で経験を積んできました。転職は職域を広げるためのチャレンジであり、その都度、課題に向き合い乗り越えてきました。これまでの経験を活かして「利用者様の自分らしさ」を大切にしたケアを実現していきたいです。

★ポイント
転職回数が多いことをポジティブに伝えましょう。すぐに退職されるのではと心配されがちなので「なぜその施設に応募したのか」の理由を明確にすることが重要です。

ケース5:ブランクがある

多職種と連携しながらのチームケアをしたいと思い、求人に応募しました。私は前職でも介護老人保健施設で働いており、傾聴やレクリエーションの企画など、工夫を重ねてきました。介護の仕事はやりがいであふれており、利用者様のお話を聞いたり、生活の質の向上に貢献できたりすることに魅力を感じております。現在、介護福祉士実務者研修を受講しており、今後は介護福祉士の資格取得にもチャレンジする予定です。育児で5年のブランクがありますが、即戦力として貢献できると自負しています。

★ポイント
仕事にブランクがある場合は、理由を明確に伝えましょう。その上で、経験やスキル、やる気をアピールしてください。

面接で志望動機を伝えるコツ3つ

面接では必ず、志望動機を伝える機会が用意されています。慌てないように、次の「伝えるコツ」を意識して臨みましょう。

結論から伝える

質問されたら必ず、結論から答えるようにしましょう。面接官から志望動機について聞かれたら「私が御施設を志望する理由は、〇〇〇です」と言いきります。その後に詳しい内容を伝えてください。

簡潔に話す

簡潔にわかりやすく話すことも重要です。一文を短く、ダラダラと無駄なことを付け加えないように注意してください。

表情に気を配る

基本的には自然な笑顔で話すようにしましょう。にこやかな笑顔は「性格が明るい」「前向き」「コミュニケーションが取りやすそう」といった好印象を与えることができます。話の内容に応じて、笑顔と真剣な表情を使い分けると効果的です。

まとめ

履歴書や面接において志望動機でチェックされるポイントは、「スキル」「やる気」「人柄」です。介護職の経験者であれば実績を最大限にアピールしましょう。未経験者であっても、熱意を込めた志望動機があれば、高い評価を受けることは十分に可能です。

そうはいっても、自分で強みやアピールポイントを見つけるのは難しいですよね。

未来ケアワーカーでは、専門コーディネーターがあなたの経歴や強みをヒアリングし、履歴書作成をお手伝いします。サポートは無料です。「志望動機をどう書けばいいかわからない……」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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